琵琶湖博物館、図鑑を盗用

琵琶湖博物館がホームページで生物紹介をするにあたり、市販の図鑑を盗用していたことがわかったという報道がありました。
他の図鑑に記載されていた内容の転記が400件あったということです。

ブログを毎日にように書いている方はわかると思いますが、単に「ものを書く」という行為ですが、結構大変な作業です。10年で400件、1年で40件、10日に1件ですが、時には、新しい知識も入れなければならず、書き続けるのは大変な作業です。

文章の場合、難しいのですが、一般的にはリライトという方法があります。つまり、内容を文体等を書き直して利用するという手段で、よくネット上の文章ではおこなわれます。中身を理解していない人がやっつけ仕事をしていたりすると、結果として意味不明の文章になっていたりしますので、すぐわかります。

それでは、リライトすれば許されるのかという問題があります。残念ながら、リライトすれば良いというものでもありません。同一と判断されればやはり著作権法違反です。

文章の一つ一つのパーツがどうなっているかは大きな要素ですが、著作権が保護するのは「表現」であり全体としての表現が同じとみなされれば、やはり著作権法上問題になります。

少々禅問答のようになりますが、曖昧な権利ゆえに、取扱が難しいと思います。文章を書くときは、それなりの努力をして書くしかありません。むしろ結果として同じになったときは、著作権法に触れません。もっとも、そこを立証するのは大変ですが。

やはり難しい権利ですね。

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